すっごい今更な「オンラインMT」環境の話
久方ぶりにこのブログの存在を思い出しまして、なんとなく書こうかなと思ったときに思いついてしまったのが表題の話。更新しない間に世の中はすっかり変わってしまって、昔はいろんなところに出張に行くのが当たり前だったのが、できればオンラインでいろいろやるのが当たり前になり、移動時間が減るのはいいことだけども人と人とのつながり云々みたいな話もありますが。
オンラインMTが当たり前になってもうすぐ2年で、いたるところでzoomなりgoogle meetなりでやり取りすることが多くなりました。私個人も4桁に届くんじゃないかという回数やってますが、いまだに標準的なイヤホンマイクでされてる方も多い印象です。あくまで印象で統計を取ったわけではないですが、手軽さも相まってイヤホンマイク、せいぜい無線イヤホンマイクであることが多いです。実際社内でもメインはイヤホンマイク配ってますし。(とはいっても6000円くらいのゲーム用のやつを配ってます。1000円とか2000円のよりかはマシ)
もちろんイヤホンマイクでも音はちゃんと聞こえる、というかヒアリングはイヤホンが外に音が漏れないのも相まって一番良いと思ってますが、入力、すなわちマイク部分はイヤホンマイクだとやっぱり微妙なときがあったりします。動くとすれてその音を拾ったり、いちいちマイクを近づけて喋ったり、そして急にミュートがしづらかったり。音質も気になるときは結構気になります。
そんなに頻繁にすることはないとか、ノートPCでワーケーションよろしく出先やスタバでもやるって人はイヤホンマイクがいいですが、会社なりリモートワークしてる自宅なりであれば、マイクは別途買った方が音質もよいし使い勝手もよかったりします。
おすすめなのはUSB接続タイプで、マイク本体にスイッチなりボリュームなりがついてるもの。とっさにミュートできるというのは非常に便利です。個人的にお勧めはこのあたりのラインアップ。
・Elgato Wave:3
・オーディオテクニカ AT2020USB-X
・AVerMedia AM310
いずれもだいたい2万円弱くらいのものです。ぼちぼちな値段ですが、USB接続(面倒なことしなくてケーブル指すだけ)で、音質もそれなりに良いクラスです。こういうのが一本あると、結構便利です。何より便利なのが、繰り返しますがミュート機能。とっさのミュートは、特にリモートワーク勢にはとても便利なのでお勧めです。
もちろんもっといいのもあります。オーディオインターフェース通してコンデンサーマイク使うとかしだすと便利だし音もよいしなんですが、まあオンラインMTでは必要ないレベルです。こういうのはyoutuberなりvtuberなりが必要になってくるものですので。非常にオーソドックスな初級オーディオインターフェースYAMAHA AG03 Mk2と、同じくオーソドックスなコンデンサーマイクで、上記にも乗せたやつのケーブル版のオーディオテクニカ AT2020あたりをそろえるとそれだけで3万オーバーですので、趣味レベルです。
個人的には、会社はAG032+AT2020かAM310単独ですが、リモートワーク環境下ではマイクだけちょっと上のバージョンです。音を録音して何かする場合には差を感じられますが、オンライン環境ではやっぱり変わりません。セミナー動画みたいなのを吹き込むときに音質を……と妙に気になるならここまでしてもいいですが、たぶんマイク変えるよりほかの事(たとえばモニターの奥に遮音板を置くとか)のほうが効果的だったりします。
なお、空調が入るとかその他様々な雑音を拾いやすいのであれば、ノイズキャンセリング的なことをする必要も出てきますが、ハードウェア側(つまりマイク)側でやるよりかは、ソフトウェア側でやった方が音質がいいです。無料でもある程度使えるKrispみたいなソフトウェアもありますが、もし、4万以上するGeForceのRTX2060以上のグラフィックカードを積んでいるおよそ普通の会社向きではないPCをお使いであれば、NVIDIA Broadcastが無料でとても優秀です。ほぼ音質劣化なくノイズを消してくれます。普通会社で使うPCに入ることはおよそないと思われるクラスですが、クリエイター系なら入ってるPC使ってる可能性もあるので、でかいデスクトップPCなり、なんかごついゲーミングノートPCを使ってる場合にはぜひお試しを。
聞く方については、これも繰り返しですが正直有線イヤホンが一番いいと思ってますが、あのケーブルがだらんとなる見た目が気になるという場合には無線イヤホンでも。スマホ用でいろんなもの出てますし、たいていのPCなりタブレットなりにBluetoothがついてると思いますのでこの辺はお好みで。
あと、こういったマイク+イヤホンをまとめてしかも耳にかけなくていいという選択肢にスピーカーフォンを使うのもありです。本来は複数人がいる場所で同時に喋ったりするときに便利ですが、一人でもイヤホンを付けなくてもいいし、適当に喋れるのでやりやすいというメリットもあります。これくらいのでも十分でしたが、ヤマハ YVC-330はスピーカー・マイクともにとても優秀でした。持ち出して複数人同時というシチュエーションがあるなら良いですが、ただし値段は高いです。もっと大人数でやるときがあるならこれと拡張マイクスピーカーをつなげてやるというのがありますが、そんなシチュエーションは中小企業にはふつうないです……一度だけ、20人くらい人がいる教室の音をzoomで拾うために使ってみたことがありますが、音はクリアに拾ってて、値段以上の価値はあるなとは思いましたけども。
最後はカメラですが、まあこれもなんでもいいんじゃないのとは思います。画質がどんだけよかろうと、使ってるインターネット回線によっては劣化しますので、映ればOKくらいで。とはいっても、ノートPCについてるやつとか3000円くらいのだとさすがに……という時があるので、これくらいはあってもいいんじゃないかなあと思います。また、たいていのwebカメラはモニターの上にちょこんと乗せる使い方だと思いますが、普通のタイプだと距離が近すぎて顔がどでかく映るなんてこともあるので、広角タイプのこういうのも結構おすすめです。タブレットのインカメラはその辺のカメラよりよっぽど優秀なのでそのままがいいです。
とまあいろいろ書いてみました。よきオンラインMTライフを……
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